小津史料館(小津本館ビル3階)

小津史料館
承応二年(1653年)小津清左衛門長弘が伊勢松坂より出府し、江戸大伝馬町(現在本社社屋の地)に紙商を開業して以来、時代とともに私たちの生活をより豊かに発展させてきた紙と小津の歴史の関わりを展示公開する「小津史料館」を本社社屋の三階に開設しております。
現在までに東京都中央区民有形文化財として登録を受けた古文書約千点の史料を順次展示公開しています。(入場料無料)
※団体(10名以上)でご来店されるお客様につきましては、事前予約を頂けますとガイドをお付け致します。
まちかど展示館

「中央区まちかど展示館」
江戸開府以来400年の歴史や伝統を誇り、名所や旧跡、お祭り等の地域行事など、様々な文化資源に恵まれた東京都中央区が、文化資源を発掘し広く知っていただくために開設されたものです。小津史料館は、中央区まちかど展示館に認定(認定年月日:平成25年2月1日)されています。
まちかど展示館
小津家文書(区民有形文化財・古文書) 登録36号区民文化財
近世(江戸)、近代(明治・大正・昭和初期) の古文書類を所蔵しています。
江戸店の経営に関する文書をはじめ松阪本店との往復書簡や明治期の商店経営から会社経営への推移を示す文書などがあります。日本橋地区に生き続けた商業、会社経営を知る貴重な資料です。
小津家文書
小津家文書

小津商店江戸店 営業関係用具類(区民有形民俗文化財) 登録61号区民文化財
伊勢・松坂の本店に対し、江戸の出店は江戸店といわれました。
小津商店江戸店営業関係用具類は、算盤入れ1点、算盤5点、御門鑑札2点、焼印2点、御用金請取証文入箱1点、御鑑札・株入木箱1点、千両箱1点、印鑑箱1点、印鑑入れ1点の9品目15点です。
いずれも、江戸時代末期頃から昭和初期頃までの間に、小津商店の江戸店で使用されていた用具類で、当時の伊勢商人の江戸店の商いの様子を現在に伝える貴重なものです。
千両箱
千両箱