小津和紙照覧(小津本館ビル3階)

小津史料館

2014年11月、本美濃紙、石州半紙、細川紙の手漉き和紙づくりの伝統技術がユネスコ無形文化遺産に登録され、1400年を超える日本の手漉き和紙の伝統技術が世界から高く評価されました。「小津和紙」は、1653年、日本橋に紙商「小津屋」として創業し、それから360余年、創業の地において、手漉き和紙を中心とした紙を扱う会社として継続して参りました。これも一重に、皆様のご支援、ご鞭撻のおかげと感謝申し上げます。

世界が感動した、「自然を敬い、自然と共生する心、繊細で丁寧なモノづくり」を一人でも多くの方々に知っていただきたいとの思いにより、2015年5月、創業の地に「小津和紙照覧」を開設いたしました。そこには、日本各地の手漉き和紙を展示し、和紙文化の担い手である紙漉き職人の写真、それぞれの和紙の特徴も開示しております。和紙に気軽に触れ、その手触りや質感を体感できるようになっております。

また、2007年からは東京芸術大学日本画研究室との共同により、日本画用の和紙の研究を行って参りました。「絵画用紙の諸相とその発揮について」をテーマに研究が進められ、施設内には使用した和紙と研究作品の日本画を展示しております。

なお、和紙造形コーナーでは、和紙の花・和紙の衣装・和紙人形・金唐紙・伊勢型紙・インクジェットプリント作品等を展示し、新たな和紙の可能性をご提案しております。またご要望により、和紙原料等のご説明、大型スクリーンによる和紙の製造過程のご紹介を実施しており、和紙の研修(70名まで収容可)にもご利用いただけます。

今後も和紙の発展に寄与すべく、作り手と使い手の架け橋としての役割を担っていく所存でございます。引き続き、変わらぬご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

小津家文書
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